新人看護師はシミュレーションが大事

新人看護師の中には、急変対応に関して自分軸で対応できないという悩みを持つ人もいます。
どのように対処すべきかわからない、臨機応変に対応できないケースは珍しくありません。
急変は怖いという気持ちは、どんな看護師も感じているはずです。
新人看護師の場合は現場経験が浅いことも相まって、頭が真っ白になり体が全く動かなくなる人もいるでしょう。
急変対応においては、まず一次評価に至るまでのシミュレーションを行います。
「迅速評価のABC」のフローに従って、どうすべきかを自分の中で組み立てていきましょう。
その際には、自分の中でいくつかのチェック項目を作ることも一案です。
たとえば、モニター装着時の急変ではどんなポイントを確認すべきか、非装着の急変時はどうすべきかなどが挙げられます。
ネット上では、フィジカルアセスメントのミニガイドが公開されていることも多いです。
迅速評価から一次評価以降の急変対応について、細やかに記載されているので参考にしましょう。
簡易的なフローも掲載されているので、常にポケットに入れて持ち歩くのもおすすめです。
院内研修の一環として、新人看護師の研修に迅速評価のシミュレーションを取り入れている場合もあります。
過去の臨床例などを参考にシナリオを作り、ストーリーにもとづいて看護師がどう動くべきかを学ぶ方法が良いです。
プロセスやフロー確認のほか、急変対応の知識を蓄積できるように目標を立てて行うことが大切でしょう。

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